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サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは

あらかじめ原材料の調達から製品デザイン、回収、廃棄物の再資源化までを一体的にとらえ、廃棄物ゼロを目指す資源・経済循環の仕組みのこと。資源採掘から製品製造、消費、廃棄するものをリニアエコノミー(線形経済)として従来からの枠組みとし、また、その過程で一部廃棄物を再利用するリユースエコノミーとも異なる新たな概念として提言されています。

欧州各国の政策に取り込まれているサーキュラーエコノミーですが、注目される社会的背景として、次の3つ理由があります。

ひとつめは、資源を持たない国が輸入に頼らず持続可能な社会・経済を実現するため、ふたつめは、廃棄物を減らし自然環境への負荷を減らすため、みっつめは、地球全体で続く人口増加に資源消費量が比例しない仕組みをつくるためです。

その実現の先に持続可能な成長のみならず、イノベーションによる国際競争力の向上や新規雇用の創出なども政策の成果として期待されています。

具体的な取り組みとしては、アムステルダムが2050年までにサーキュラーエコノミーを実装させる目標を掲げ、フィンランドでは2016年に「Finnish road map to a circular economy 2016 to 2025」を発表しています。新たな取り組みとして進められる一方で、大きな費用が掛かる取り組みとなりますので、産官学の連携に加えて金融機関の支援、ESG投資の拡大が望まれます。

サーキュラーエコノミーは、生産者から消費者、廃棄物を資源として再利用する個人・組織が協力しあって実現することができる社会の仕組みとなります。

一般に建築を構成する設備機器、鉄骨架構部材などの建材や製品には多様な資源と多くのステークホルダーが関与するため、その循環から廃棄物を出さない仕組みづくりには時間も労力も必要となります。

しかし、木造木質建材では、原材料から建設現場までをリレーする企業数が比較的少なく、生産工程の長さも短く抑えられるので、サーキュラーエコノミーを実現するための良い条件がそろっているといえます。

Text: 竹中工務店 木造・木質建築推進本部

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