木のまちづくりから未来のヒントを見つけるマガジン キノマチウェブ

イノベーションとは

ラテン語に由来するinnovationという言葉は「革新」「新機軸」などと訳され、既存の仕組みや物事の在り方に対して、新たな基軸や視点を設けることで社会や経済を変革し、新たな価値を創造することを意味します。

この言葉は、経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターが1912年に上梓した『経済発展の理論』の著書内で、従来の商品・サービスを提供するまでの仕組み分解し、新たに組み立て直したもの、新たなものを組み入れたものを「新結合」と呼び、5つの理論とその実行を「イノベーション」と定義しました。

「イノベーション」と定義される5つの理論
1.新しい生産物または生産物の新しい品質の創出と実現
2.新しい生産方法の導入
3.産業の新しい組織の創出
4.新しい販売市場の創出
5.新しい買いつけ先の開拓

キノマチウェブでは森林グランドサイクル®に基づく「木のイノベーション」をお伝えしています。

木は昔から使われている建築資材ですが、建設分野での木材利用の機運が高まってきたのは、2000年に建築基準法が改正されたとき。
さらに2010年には公共建築物⽊材利⽤進法で公共建築物の計画に木材利用の努力義務が課されることで、高度な木材利用の社会的ニーズが生まれ、新たな木造技術が開発、実用化されています。

「木」を使うことが、イノベーション(新機軸)から、スタンダード(当たり前)になるまで、キノマチウェブでは、木のイノベーションをお伝えしていきたいと思います。

参考文献:
ヨーゼフ・シュンペーター「経済発展の理論」より(改訂版)
竹中工務店ホームページ「⽊のイノベーションで森とまちの未来をつくる1

Text: アサイアサミ

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