三井不動産と竹中工務店は、木造ハイブリッド高層建築物として国内最大・最高層となる賃貸オフィスビルの計画に着手すると発表しました。建築地は、江戸時代から東海道の起点として栄え、日本の商業の中心地として今も進化を続ける日本橋です。
その規模は地上 17 階建て、高さ約 70メートル、延床面積約 26,000 平方メートル。現存する木造化された建築物を対象とした場合に国内最大・最高層となります。
竹中工務店が開発した耐火集成材「燃エンウッド® 」など最先端の耐火・木造技術を導入する予定で、構造材に使用する木材量は1,000立米超に及ぶ見通しです。
また、三井不動産グループが北海道に所有する森林の木を活用する材料調達も予定されており、社有林を保有する企業の森林資源の活用モデルになることも期待されます。
2023年に建築工事が始まり、2025年に完成を目指すこのビル建築プロジェクトは都市で大きな国産材需要を創出する先導的なプロジェクトとして、キノマチプロジェクトでも注目していきたいところです。