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一般流通材(いっぱんりゅうつうざい)とは

主に住宅用に生産・流通しているサイズと長さと樹種の製材品です *1。

木材市場では、一般的に住宅系が主流といえ、住宅によく用いられるサイズを機械化されたシステムにより大量に生産し、流通させています。

JAS(日本農林規格)には、構造材・下地材・造作材の標準寸法規格が示されていますが、一般流通材というくくりで明確な定義や規定は示されていません。一方で(一社)中大規模木造プレカット技術協会では以下が示されています。 

一般流通材リスト( 中大規模木造プレカット技術協会 ホームページより)

これらから一般流通材は、材種によって異なりますが、短辺90、105、120 ミリ 、長辺180、210、240、270、300、330、360、390、420、450ミリを組み合わせ、長さとしては3メートル、4メートル、5メートル、6メートルまでが該当するサイズといえそうです。

これら一般流通材は、特別に調達する木材(特注品)と比較して、安価で調達することができ、調達にかかる期間も予測しやすく短縮できます。このため、地域の市場で一般に流通している材種や材寸を把握し、これを設計に反映させることは、ローコスト化や木材普及に有効な方法となります。

参考文献、*1:令和2年度 森林・林業白書、林野庁 より

Text: 竹中工務店 木造・木質建築推進本部

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