「断熱」とは
熱を伝えにくいことを指します。
キノマチウェブにおいて「断熱」とは、木材の持つ断熱性として語ることが多いです。
科学的にお話をすると、断熱性能は「熱伝導率 ・W/(m・K)」という値 であらわします。熱伝導率は、厚さ1mの材料の両側に 1℃の温度差をかけたときに単位面積 1㎡あたりにどれくらいの熱量が移動するかという値。断熱性能をあげる、空気を内包した木材はその値が低い。つまり、熱を逃さない性質をもつ材料なのです。
また、感覚的なお話ですと「木は温かみがある」とよく言われます。これは、科学的検証もされている木の表面の熱伝導率性はもちろん、日本人に備わった、木への思いも多いに作用しています。
また、日本の建物の80%は断熱されていないというデータもあり、それによって生じる非効率な熱エネルギー消費を見直すことも重要です。
(以下写真は“断熱番長”みかんぐみ竹内昌義さんを招いて行われた「キノマチ会議」より)