季節は春爛漫。森の木々たちも芽吹きはじめ、まち行く人の足取りも軽やかに。そんなお出かけ日和でもある春は、木にまつわるイベントも充実しています。
今回は、木造建築やデザイン、森と人とのつながりを通じてこれからの暮らしを考える2つのイベント「木と生きる 木の可能性を知る、6日間」「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」の見どころを紹介します。
「木と生きる 木の可能性を知る、6日間」
4/16(火)〜4/21(日)
株式会社ディスカバー・ジャパンと三井不動産株式会社が主催するイベント「木と生きる 木の可能性を知る、6日間」。日本の様々な魅力を再発見する雑誌「ディスカバー・ジャパン」の2023年9月号の特集テーマ「木と生きる」が誌面を越え、リアルイベントとして東京ミッドタウン日比谷で開催されます。
「木の可能性を知る、6日間」をテーマに、森林・歴史・文化・建築など、多様な側面から木とともに生きるための学びを深めていきます。
4月16日(火)のオープニングトークには、ヨーロッパ各国の国際設計競技で最優秀賞を受賞した建築家・藤本壮介氏と、ディスカバー・ジャパン統括編集長・髙橋俊宏氏が登壇。業界の異なるふたりがそれぞれの視点で「木と生きる」についてトークを繰り広げます。
4月18日(木)・4月19日(金)に行われるシンポジウムでは、ウェルビーイングや木造建築など、近年注目されているキーワードをもとに木に焦点を当て、木と人の営みを読み解きます。キノマチ関係者としては18日18時から行われる「木と建築 ~進化する中高層木造建築~」に竹中工務店・松崎裕之さんが登壇予定です。
会期中の東京ミッドタウン日比谷の地下通路には、森と都市をつなぐ共同参加団体の先進的な取り組みを紹介する大型パネルがずらり。各企業がどのように持続可能な都市をつくっているかにも注目です。
そのほか、東京ミッドタウン日比谷1階に登場する木彫作品の展示空間や、木と触れ合えるワークショップなど、木との関わりあいを考えるきっかけが盛りだくさん。
はるか昔から私たちの側にあった木を改めて見つめ直し、じっくりと向き合うことでこれからの豊かな暮らしが見えてきます。
木と生きる 木の可能性を知る、6日間
日程:2024年4月16日(火)〜4月21日(日)
場所:東京ミッドタウン日比谷 B1・1F・6F
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1−1−2
主催:株式会社ディスカバー・ジャパン 三井不動産株式会社
※シンポジウムやワークショップは事前予約制の場合があります。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」
4/18(木)〜5/19(日)キノマチ関係の模型展示も計画中!
「まちに木のプロダクトや木造建築があふれ、2040年の東京が『WOOD TOWN』になったら」そんな未来をつくるために、デザイン、アート、建築、都市開発からヒントを探る「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」が、「GOOD DESIGN Marunouchi」をはじめ全5会場で開催されます。
メイン会場のテーマは「山と木のデザイン大全展」。日本の山と木の現状がわかりやすく学べるインフォグラフィックスや、持続可能な木の循環をうみだすデザインや技術を紹介します。
第2会場の「TOKYO WOOD TOWN 2040 都市木造スタジオ」には、東京駅から半径2.5キロメートルのエリアにある都市木造を1/500で表現した立体地図が登場。竣工・計画中の高層、超高層ビルが並ぶ東京のまちなみをスモールサイズで体感できます。
また、ウッドデザイン賞やグッドデザイン賞を受賞した木質空間のほか、木を暮らしに取り入れるためのデザイン約30点が展示されます。
さらに、学びの場は会場内だけではありません。立体地図の都市木造を掲載したシティガイドマップを制作し、来場者がまちなかの都市木造を自由にめぐることができる仕掛けも。
第3会場「YAUセンター」で行われる「山・森・林業」をテーマにしたダンス・パフォーマンスや、第5会場にはキノマチ関連プロジェクトでもある、日本橋で計画中の高さ80メートルを超える超高層木造の1/40模型が展示されるなど、木の可能性が体感できるコンテンツが目白押しです。
「WOOD TOWN」になった東京を通して、木が当たり前にある未来に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京
日程:2024年4月18日(木)〜5月19日(日)
場所:GOOD DESIGN Marunouchi
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3−4−1 新国際ビル1F
ほか4会場
※都市木造スタジオは5月12日(日)終了
開場日時が会場によって異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
共催:NPO法人 team Timberize