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2020.03.05
「木造は自然環境への意識の高さと生産性・創造性を両立した最適解のひとつ」竹中工務店 橘明宏氏 〜The Flats Woods Kiba Story11〜

『The Flats Woods Kiba Story』は竹中工務店の木造建築『フラッツ ウッズ 木場』ができあがるまでを巡る物語です。

フラッツ ウッズ 木場』は、竹中工務店の木造建築技術を多く採用した次世代のコーポレートレジデンスです。都市に“人に優しい” 中高層木造建築を建てることで、木をめぐる社会問題を解決する足がかりとすることを目指しました。適材適所に木材を使うハイブリッド構造は新時代の木造建築。木という自然の素材を使うことからはじまる、工夫と技術と思いを巡るストーリーをご紹介します。

竹中工務店 開発事業本部長
橘 明宏 Akihiro Tachibana
福岡県出⾝。1988 年⽵中⼯務店⼊社。1998 年より 2016 年まで⽶国ハワイ、ニューヨークにて開発事業本部現地法⼈代表を歴任。 2012 年同本部海外事業部⻑、2016 年より現職。

建築主として、将来の選択肢のひとつに

開発事業本部にとって、木造の建築主は初の試みでしたが『フラッツ ウッズ 木場』は社内外より多くの反響がありました。技術に対する注目度の高さと社会的な木材利用の潮流の強さを実感し、商業用不動産に木を使う開発が将来の選択肢のひとつとして定着していく可能性を感じました。

我々にとっては木を使いながら収益性を確保するということが大きな課題でしたが、様々な方法を社内関係部門とともに検討し、当社ならではの新しい開発のあり方を形にすることができました。

開発事業本部は物件を長期保有し、安定収益を得ることを基本スタンスとしています。『フラッツ ウッズ 木場』の運用においても長期的視点でとらえて、ユーザー、当社ともにベネフィットを得たいと考えます。

当プロジェクトで木造の効果が実証され、新たな不動産マーケットを創出し、当社が木造のリーディングカンパニーとなっていければと思っています。世界ではGoogle などのグローバル企業を中心に、環境に調和するオフィス空間を構築する流れが進んでいます。

私が長く駐在していた米国では個別のオフィス物件において環境性能基準「LEED」を取得しているか否かが、企業が入居ビルを選択する際の尺度のひとつとなっています。

木造にしたからLEED が取れるわけではありませんが木造は自然環境への意識の高さと生産性・創造性を両立した最適解のひとつと言え、注目が集まっていくのではないかと考えています。

text:アサイアサミ photo:小禄慎一郎

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