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2026.03.11
触りたくなる柱。見上げたくなる天井。話題の木造木質ビル・REVZO新橋で「TOUR&TALK」が3/25に開催

東京・新橋に、”触りたくなる柱”があるオフィスビルが完成しました。

木造・木質化の中規模オフィスビル「REVZO新橋」の竣工を記念して、3月25日(水)にイベント「TOUR & TALK」が開催されます。

完成したばかりの建物を歩く内覧ツアーと、木造建築の第一線を走る専門家たちによるパネルトークを組み合わせた構成です。当日現地に来られない方はパネルトークのweb配信(アーカイブあり)も予定されています。

REVZO新橋ってどんな建物?

REVZO新橋は、中央日本土地建物グループが手がける中規模オフィスブランド「REVZO(レブゾ)」の第5弾として2026年2月に竣工した、地上10階建ての木造・木質化オフィスです。東京都港区西新橋、都営三田線「内幸町」駅から徒歩2分、JR及び東京メトロ「新橋」駅 徒歩5分という都心ど真ん中に位置しています。

設計・施工は竹中工務店、デザイン監修は建築家の川島範久氏が担当。延床面積は約794坪(2,627平方メートル)。構造は鉄骨造と木造の混構造で、環境認証はBELS4スター、CASBEEウェルネスオフィス評価認証Sランクを取得しています。

見た目の第一印象は「木がよく見えるビル」。各階に植栽のある大きなバルコニーが張り出し、軒天は木質化されていて、都会の風景の中に木の温かみと柔らかさが自然に溶け込んでいます。年月とともに少しずつ風景が変わっていくのも、木造・木質化ならではの魅力です。

このプロジェクトで特に注目したいキノマチポイント3つ

①山中湖と平塚の自社保有林が、新橋の柱になった

特に注目したいのが「自産自消」という取り組みです。中央日本土地建物は山中湖と平塚に自社保有林を所有。山中湖のカラマツを木造柱の荷重支持部と1階のアートワークに、平塚のスギ・ヒノキを内装ルーバーに活用しています。

地域の森と、都心のオフィスがつながっている。木材利用の理想的な姿が、具体的な建物として実現しているのです。

②燃エンウッドが、触れたくなる存在になった

貸室内観

柱には、耐火木材「燃エンウッド®」を採用。複層構成により2時間耐火の性能を確保しながら、最外層の燃え代層がそのまま木現しの仕上げになっています。自然素材ならではの非均一な表情が、思わず手を触れたくなる強い引力を生み出しています。

「オフィスで柱に触りたくなる」。そんな体験、これまでなかったはずです。

天井には、竹中工務店と日鉄建材が共同開発した「KiPLUS® DECK」をテナントオフィスとして国内初導入(竣工時)。CLTとデッキ合成スラブを組み合わせた技術でフラットな木の現し天井を実現しています。逆梁工法と床吹き空調を採用することで梁も空調機も天井に出てこない、ふとした瞬間に見上げたくなる空間です。

③余材まで使い切る、丁寧な姿勢

保有林から伐採した木材にこだわると、強度不足や径の細さで柱や内装材として使えないものも当然出てきます。それらを木フレーバーのクラフトビール、タンブラー、マグネット、アート作品へと転換。1階エレベーターホールには、同じく山中湖のカラマツを使った野老朝雄氏によるアートワークが展示されています。

「余すところなく使おう」という姿勢は、林業全体の採算性向上にもつながる、重要な視点です。

現地でリアルに感じてほしい。3月25日のイベント内容

新時代の訪れを感じられるREVZO新橋を体感できるチャンスが今月にあります。竣工記念イベント「REVZO新橋 TOUR & TALK」は、3月25日(水)15:30スタート。2部構成で行われます。

TOUR:2物件をハシゴして歩く

内覧ツアーはREVZO虎ノ門(15:30〜)からスタートし、REVZO新橋(16:15〜)へと移動する2物件ハシゴ形式。

REVZO虎ノ門は2020年竣工のシリーズ第1号物件で、光と風が抜けるスプリットコアの平面構成が特徴です。2021年にグッドデザイン賞・ベスト100を受賞したこの物件と、最新の木造・木質化物件を続けて歩くことで、REVZOシリーズが5年かけて積み上げてきた進化が実感できるはず。

REVZO新橋の内覧ツアーは、屋上(R階)→8階→3階→1階という縦断ルート。屋上テラスの木デッキと植栽、貸室のKiPLUS DECK木天井と燃エンウッド柱、そして1階ラウンジのDLT(木ダボ接合)によるヴォールト天井と野老朝雄氏のアートワークまで、建物の見どころを上から下まで体感できる構成です。

TALK:木造オフィスの「今と未来」を語り合う

17:00からのパネルトークのテーマは「木造建築とオフィスの今と未来について」。まず各登壇者によるインプットトークとして、オフィスマーケット全体における木造ビルの位置づけや、大・中・小それぞれの規模感でのオフィス設計の考え方などが語られます。

そこから「東京におけるオフィスのこれから」へとトークは展開。木造・木質建築の技術水準、環境への貢献、そして「ハイグレード・ハイスペック」ではなく「ハイクオリティ」という新しい中規模オフィスの価値観が、実際にREVZO新橋を手がけた面々によってリアルに語られます。

モデレーターは、建築史家・編集者の伏見 唯氏。トークはセッション終了後に質疑応答タイムも設けられる予定です。

パネルトークはweb配信され、後日アーカイブ(編集版)も公開予定。当日どうしても現地に行けない方でも、トークの内容はしっかり追いかけられます。

申込締切は3月18日(水)。応募多数の場合は抽選となります。現地参加希望の方はお早めに。

木造オフィスの「今」と「可能性」を、実際の空間を歩きながら感じる貴重な機会です。ぜひチェックしてみてください。

イベント概要
タイトル:REVZO新橋 TOUR & TALK 〜木造・木質化オフィスREVZO新橋 竣工記念〜
日時:2026年3月25日(水)15:30〜18:15
内覧ツアー:15:30〜 @REVZO虎ノ門 / 16:15〜 @REVZO新橋
パネルトーク:17:00〜18:15 @REVZO新橋(web配信・アーカイブあり)
当日受付:15:20 @REVZO虎ノ門エントランス(東京都港区西新橋1丁目8-1)
申込締切:2026年3月18日(水)
申込フォーム:https://forms.gle/snfxmvH3kox7h3Q87
問い合わせ:「REVZO新橋」広報事務局/revzo-pr@kyodo-pr.co.jp ※順次、メールにて対応させていただきます

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